ハーラーハラウィキペディア フリーな encyclopedia ハーラーハラ(梵: हलाहल, Hālāhala)あるいはカーラクータ(梵: कालकूटं, Kālakūṭa)は、インド神話に登場する猛毒である。神々とアスラたちが不死の霊薬アムリタを創造したとされる乳海攪拌の際に生じ、世界を滅ぼすほど強力だったと伝えられている[1][2]。ハーラーハラは叙事詩『マハーバーラタ』のバージョンには登場せず、『ラーマーヤナ』以降のバージョンに登場する[3]。またプラーナ文献ではシヴァ神の別名ニーラカンタ(Nīlakaṇṭha, 青い喉を持つ者の意)の由来譚となっている[2][4][5]。 乳海攪拌の様子。攪拌するための綱の役を担うナーガ王ヴァースキ。19世紀。
ハーラーハラ(梵: हलाहल, Hālāhala)あるいはカーラクータ(梵: कालकूटं, Kālakūṭa)は、インド神話に登場する猛毒である。神々とアスラたちが不死の霊薬アムリタを創造したとされる乳海攪拌の際に生じ、世界を滅ぼすほど強力だったと伝えられている[1][2]。ハーラーハラは叙事詩『マハーバーラタ』のバージョンには登場せず、『ラーマーヤナ』以降のバージョンに登場する[3]。またプラーナ文献ではシヴァ神の別名ニーラカンタ(Nīlakaṇṭha, 青い喉を持つ者の意)の由来譚となっている[2][4][5]。 乳海攪拌の様子。攪拌するための綱の役を担うナーガ王ヴァースキ。19世紀。