バ州
ウィキペディア フリーな encyclopedia
バ州 (英語:Ba)はフィジー共和国を構成する14州のうちの一つである。州都はバ。フィジー最大の島、ヴィティレヴ島の北西地域を占める。西部地域に属するフィジーで最も人口の多い州で247,708人が居住しており、これはフィジーの総人口の25%をも超える (2017年国勢調査)[1]。面積は2,634 km2 (1,017 sq mi)で、フィジーで二番目に広い州である。 バ州の主な町・地区はバ地区、マゴドロ、ナディ地区(英語版), ナワカ, タヴア地区(英語版)、ヴダ地区そしてヴィトゴである。ラウトカやナンディのほかヴィセイセイやタブアなどの都市、ヤサワ諸島といったヴィティレヴ島の西部海岸地域もバ州である。 フィジー三代目大統領であるラツ・ジョセファ・イロイロや大族長議会(英語版)の議長(英語版)であったラツ・オヴィニ・ボキニ(英語版)、クーデターで退陣させられたフィジーの首相、ティモシ・バヴァドラ(英語版)とマヘンドラ・チャウドリー(英語版)、またラツ・テヴィタ・モモエドヌ(英語版)はバ州出身である。 バ州にあるヴダ岬はヴィティレヴ島にやってきたフィジー人の祖先であるメラネシアンがカヌーで初めて上陸した伝統的な上陸場である。近くの村であるヴィセイセイ (イロイロ大統領の故郷)はフィジー最古の都であると伝説上考えられている。 現在のバ州の首相はラツ・テヴィタ・モモエドヌである。