ヒスチジン
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ヒスチジン (histidine) はアミノ酸の一種で2-アミノ-3-(1H-イミダゾール-4-イル)プロピオン酸のこと。略号は His あるいは H。名前はギリシャ語で「組織」という意味。
概要 L-ヒスチジン, 識別情報 ...
L-ヒスチジン | |
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Histidine | |
別称 2-Amino-3-(1H-imidazol-4-yl)propanoic acid | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 71-00-1 |
PubChem | 773 |
ChemSpider | 6038 |
UNII | 4QD397987E |
DrugBank | DB00117 |
KEGG | D00032 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL17962 |
3310 | |
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特性 | |
化学式 | C6H9N3O2 |
モル質量 | 155.15 g mol−1 |
水への溶解度 | 4.19g/100g @ 25 °C [1] |
危険性 | |
安全データシート | データページを参照する |
NFPA 704 | |
関連する物質 | |
関連する官能基 | イミダゾール基 |
関連物質 | ウロカニン酸 ホルムイミノグルタミン酸 イミダゾールジペプチド |
補足データページ | |
構造および特性 | n, εr, etc. |
熱力学的データ | 相挙動 固体、液体、気体 |
スペクトルデータ | UV, IR, NMR, MS |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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塩基性アミノ酸の一種で、必須アミノ酸。糖原性を持つ。側鎖にイミダゾリル基という複素芳香環を持ち、この部分の特殊な性質により酵素の活性中心や、蛋白質分子内でのプロトン移動に関与している。蛋白質中では金属との結合部位となり、あるいは水素結合やイオン結合を介してその高次構造の維持に重要な役割を果たしている。
1896年に、ドイツの医学博士アルブレヒト・コッセルとSven Gustaf Hedin(英語版)によって単離された[2]。