ヒダントイン
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ヒダントイン(Hydantoin)は複素環式化合物の一つ。構造上はグリコール酸と尿素の環状縮合物に当たることからグリコリル尿素(Glycolylurea)とも呼ばれる。またイミダゾリジンの2位と4位の炭素原子がカルボニルになった「2,4-イミダゾリジンジオン」とも見られる。遊離のヒダントインは、天然には糖蜜に存在する[1]。ヒダントインは1861年、アドルフ・フォン・バイヤーによりアラントイン(Allantoin)の水素化(Hydrogenation)によって得られ、これにより命名された。
概要 ヒダントイン, 識別情報 ...
ヒダントイン | |
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imidazolidine-2,4-dione | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 461-72-3 |
PubChem | 10006 |
ChemSpider | 9612 |
日化辞番号 | J2.588G |
KEGG | C05146 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL122334 |
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特性 | |
化学式 | C3H4N2O2 |
モル質量 | 100.08 g mol−1 |
融点 |
220°C |
水への溶解度 | 39.7 g/L (100°C) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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