プレイバック (小説)
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『プレイバック』(Playback)は、アメリカの作家レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説。1958年刊。私立探偵フィリップ・マーロウを主人公とする長編シリーズの第7作にして、チャンドラーの遺作となった(この後手掛けた『プードル・スプリングス物語』は未完に終わり、後にロバート・B・パーカーが完成させている)。それまでの作品には見られなかったマーロウの行動などがあり、謎を秘めた作品といわれている。
元は1947年にユニバーサルの映画として脚本を執筆したが中断され、小説として新たに書き直したものである(下記参照)。
2014年現在、チャンドラーの長編シリーズにおいて唯一映画化されていない作品である。