ヘンリィ五世
1944年のイギリス映画 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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『ヘンリィ五世』(Henry V)は、1944年のイギリス映画。ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ヘンリー五世』の映画化作品。百年戦争の中盤に劇的勝利を収めたイングランド王ヘンリー5世を主人公とする。ローレンス・オリヴィエが監督・主演した「シェイクスピア3部作」の第1作である。
概要 ヘンリィ五世 Henry V, 監督 ...
ヘンリィ五世 Henry V | |
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外国の特派員がデンハム・フィルム・スタジオ(英語版)の『ヘンリィ五世』のセットを訪れた時の様子 | |
監督 | ローレンス・オリヴィエ |
脚本 |
戯曲: ウィリアム・シェイクスピア 映画脚本: ダラス・バウアー アラン・デント ローレンス・オリヴィエ |
製作 |
フィリッポ・デル・ジュディーチェ ローレンス・オリヴィエ |
出演者 |
ローレンス・オリヴィエ ルネ・アシャーソン レスリー・バンクス |
音楽 | ウィリアム・ウォルトン |
撮影 |
ジャック・ヒルヤード ロバート・クラスカー |
編集 | レジナルド・ベック |
配給 |
イーグル=ライオン・フィルム BCFC/ニッポンシネマコーポレーション |
公開 |
1944年6月12日 1948年9月8日 |
上映時間 | 137分 |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | £475,000 |
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当時は第二次世界大戦が継続中であり、国威発揚を目的として製作が依頼された映画で、イギリス政府からの援助も受けていた。
日本公開は1948年。第22回キネマ旬報ベスト・テンの第1位に選ばれ、オリヴィエに賞状と賞品が授与された[1]。テクニカラー(総天然色)による色彩感覚は、日本の映画人に「カラー設計」について多くの示唆を与える作品となった[2]。
映画は、1600年、ロンドンのグローブ座を俯瞰するパノラマから始まり、舞台で上演される『ヘンリー五世』と劇場内部が映し出されるが、フランスでの戦争の場面になると1415年の情景に切り替わる。最後に再びグローブ座に戻り、劇の終演と共に映画も終わる。