ボヴァリー夫人
ウィキペディア フリーな encyclopedia
「ボヴァリー夫人」のその他の用法については「ボヴァリー夫人 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
『ボヴァリー夫人』(ボヴァリーふじん、仏:Madame Bovary)は、フローベールの長編小説。彼の代表作として知られると共に、19世紀フランス文学の名作と位置づけられている[1]。
概要 ボヴァリー夫人 Madame Bovary, 作者 ...
ボヴァリー夫人 Madame Bovary | |
---|---|
初版の扉ページ | |
作者 | ギュスターヴ・フローベール |
国 | フランス帝国 |
言語 | フランス語 |
ジャンル | 長編小説 |
発表形態 | 雑誌連載 |
初出情報 | |
初出 |
『パリ評論』 1856年10月号 - 12月号 |
刊本情報 | |
出版元 | レヴィ書房 |
出版年月日 | 1857年4月 |
日本語訳 | |
訳者 | 中村星湖 |
ウィキポータル 文学 ポータル 書物 | |
テンプレートを表示 |
閉じる
田舎の平凡な結婚生活に倦怠した若い女主人公エマ・ボヴァリーが自由で華やかな世界に憧れ、不倫や借金地獄に追い詰められた末、人生に絶望して服毒自殺に至っていく物語である。
1856年10月から12月にかけて文芸誌『パリ評論』に掲載され、姦通を賛美するような記述などから、翌1857年1月に風紀紊乱・宗教冒涜の罪(「公衆道徳および宗教に対する侮辱」)で起訴されるも、2月に無罪判決を勝ち取り、刊行本が同年4月にレヴィ書房より出版されるや、裁判沙汰の効果もあって飛ぶように売れ、たちまちベストセラーとなった[2][3][1]。