マリウスの軍制改革(マリウスのぐんせいかいかく、Marian Military Reform)とは、紀元前2世紀末にガイウス・マリウスによって施行されたとされるローマ軍の改革。この改革によって、将来の帝政ローマへの道筋がついたとされ[1]、市民兵から構成されていたローマ軍団は、志願者によるプロの集団に切り替わったと言われてきたが、学者の間ではこれ以前から軍の改革は徐々に進められていたと考えられている[2][注釈 1]。また、軍団兵の私兵化、職業軍人化という見方についても、兵士の市民としての側面が見直されている。