マージーサイド・ダービー
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マージーサイド・ダービー(Merseyside derby)は、イングランドのリヴァプール市に本拠地を置く二つのサッカークラブ、エヴァートンFCとリヴァプールFCとの間で行われるダービーマッチのことである。
1962-63シーズン以降は途切れることなくトップリーグ(ファーストディヴィジョン、プレミアリーグ)でダービーが行われており、これはイングランドのダービーにおいて最長の記録である。リヴァプールの多くの家族にはエヴァートンとリヴァプール双方のサポーターがいたことから、このダービーは伝統的にフレンドリー・ダービー(the friendly derby)という名前で知られていた[1]。マージーサイド州が設置される19年前の1955年、少なくとも一つの全国紙がマージーサイド・ダービーという名称を使用した[2]。地元では単にザ・ダービー(the derby)と呼ばれている。
1984年にウェンブリーで行われたフットボールリーグカップ決勝では、スタジアムのほとんどすべての区画で両クラブのサポーターが混ざり合い、「Merseyside, Merseyside」「Are you watching Manchester?」というチャントを歌う奇妙な光景が見られた。しかし、1980年代中盤以降、グラウンド内外でライバル意識が高まり、プレミアリーグ発足以降は他の試合よりも多くのレッドカードが提示される試合となった。現在では「プレミアリーグで最も乱雑で危険な試合」とされている[3][4]。