モルディブの地方行政区画
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モルディブの地方行政区画は、7つの行政区の下に、26の環礁を首都マレと20の環礁区(アトル;އަތޮޅު (Atholhu))に分けたものから成る。 環礁区と自然に出来た環礁とは同じ語句で呼ばれるが、両者は必ずしも一致するわけではない。 環礁区の最北端はハー・アリフ、最南端はシーヌ、又最小はニャヴィヤニ、最大は世界最大の環礁でもあるガーフ・アリフ。
行政区は地方分権を目的として、ムハンマドゥ・ナシードゥ大統領により2008年に設置された[1]。
各行政区画は正式名称の他にターナ文字によるコードと、ラテン文字によるコードを持つ。 ターナ文字のコードは、二文字で表されている場合、二文字目が北 (Alifu) か南 (Dhaalu) を表す。このコードは各環礁区と政府間の無線通信に用いられたり、同名の異なる環礁を区別する際に用いられる。
ラテン文字のコードは常に一文字のみであり、船のナンバープレートに用いられている。
行政区には知事、環礁区には環礁長 (Atholhu Veriyaa)、そして島にも Katheeb と呼ばれる長官がおり、それぞれ大統領により任命されている。 また、環礁区や島には大統領に対する責任を持つ部局が設置されている。