ルシノール
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ルシノール(Rucinol)とは、4-ブチルベンゼン-1,3-ジオールの事である。レゾルシノールの4位にブチル基を結合させた誘導体であるため、4-n-ブチルレゾルシノール(4-n-butylresorcinol)とも呼ばれる。なお、この化合物の水酸基は、フェノール性水酸基である。
概要 ルシノール, 識別情報 ...
ルシノール | |
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別称
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 18979-61-8 |
PubChem | 205912 |
特性 | |
化学式 | C10H14O2 |
モル質量 | 166.22 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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ルシノールは化粧品において、美白成分の1つとして知られている。ポーラ化成工業が開発し、日本で1998年に医薬部外品の美白有効成分として承認された[1]。なお本稿では、同じく美白成分で一般にW377と呼ばれるフェニルエチルレゾルシノール (Phenylethyl resorcinol)についても記す。