レクイエム
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この項目では、「安息を」という意味の語および死者のためのミサ曲について説明しています。その他の用法については「レクイエム (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
レクイエム(ラテン語: Requiem、レクィエムとも表記される)は、ラテン語で「安息を」という意味の語であり、以下の意味で使われる。
- 死者の安息を神に願うカトリック教会のミサ。死者のためのミサ[1](羅: missa pro defunctis)。聖公会においても行われる。
- 上記のミサで用いる聖歌。完全ミサ曲のひとつ。狭義にはこれを指し、本稿でもこれを扱う。
- 本来の典礼から離れて、単に「葬送曲」「死を悼む」という意味で銘された作品。
- 正教会におけるパニヒダのことを、永眠者のための祈りであることの類似性から「レクイエム」と呼称することがあるが、西欧と日本以外ではこうした用例は一般的ではない。