ロンバルド語
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この項目では、南スイス及び北イタリアで話されているロマンス諸語に属する方言群について説明しています。ロンバルド人(ランゴバルド人)が使用した西ゲルマン語群高地ドイツ語に属する言語(6世紀に消滅)については「ランゴバルド語(英語版)」をご覧ください。 |
ロンバルド語(ロンバルドご、lombardo、lumbard、lumbaart)は、南スイス(ティチーノ州、グラウビュンデン州)及び、北イタリア(ロンバルディア州のほとんど)で話されている方言群に対して付けられている呼び名である。ロンバルディア語とも。
概要 ロンバルド語, 話される国 ...
ロンバルド語 | |
---|---|
lombardo、lumbard、lumbaart | |
話される国 |
イタリア スイス |
地域 | ティチーノ州、グラウビュンデン州、ロンバルディア州 |
話者数 | ~400万人 |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
言語コード | |
ISO 639-2 |
roa |
ISO 639-3 |
lmo |
消滅危険度評価 | |
Definitely endangered (Moseley 2010) | |
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この地域はかつてケルト人の住んだガリア・キサルピナであり、ロンバルド語はガリアの地のイタリア語と言うことでガロ・イタリア語に分類される。ロンバルド語は、西ロマンス語のひとつであって、フランス語に近く、東ロマンス語であるロマンシュ語やイタリア語(トスカーナ語)とは地理的に近いにもかかわらず言語的にはやや遠い。ロンバルド語の地域では、書き言葉としては主にイタリア語が使われている一方で、ロンバルド語とイタリア語は本質的に意思の疎通が困難である。