元帥よ、我らここにあり!
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『元帥よ、我らここにあり!』(フランス語: Maréchal, nous voilà !)は、ヴィシー政権下のフランス(ヴィシー・フランス)にて、同国の国家主席となったフィリップ・ペタン元帥への賛歌として作られた歌である[1]。作詞はアンドレ・モンタガール(フランス語版)が行った。作曲はモンタガールとシャルル・クルティウ(Charles Courtioux)が協同で行ったとされているが[2][3][4]、実際にはカジミール・オベルフェルド(フランス語版)が作曲した『La Margoton du bataillon』からの盗用であると指摘されている[5]。
ヴィシー・フランスでも『ラ・マルセイエーズ』は引き続き国歌と位置づけられていたものの、ドイツ占領下の地域では演奏が禁じられていた。そのため、『元帥よ、我らここにあり!』は非公式ながら事実上の国歌と見なされていた。