元服
奈良時代以降の日本で成人を示すものとして行われた儀式 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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元服(げんぶく、げんぷく)とは、奈良時代以降の日本で成人を示すものとして行われた儀式。通過儀礼の一つである。
元服の風習は時代、地方、階級によって大きく異なる。堂上家以上の公家は冠、武家や以下では冠の代わりに烏帽子を着用した。中世以降は混同されて烏帽子を用いても加冠といい、近世には烏帽子も省略されて月代を剃るだけで済ませた[1]。
「元」は首(=頭)、「服」は着用を表すので、「頭に冠をつける」という意味。加冠とも初冠(ういこうぶり)とも言われる。なお、公家の女子の成人式は裳着(もぎ)と言う。