内乱の一世紀
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内乱の一世紀(ないらんの1せいき)とは、共和政ローマ後期における、紀元前133年のティベリウス・グラックスとローマ元老院(セナトゥス)の対立によるグラックスの死から、紀元前30年にオクタウィアヌスがプトレマイオス朝を滅ぼし地中海世界を統一するまでの、およそ100年をさす。英語などでは共和政ローマの危機(Crisis of the Roman Republic)と呼ばれる。
グラックス改革以降の激化する政争、同盟市戦争の結果としてのイタリア半島統合、3度の内乱、東方世界とガリアの併合、地方司令官の中央への介入など、帝政ローマへと向かう最終段階と言える[1]