十善戒ウィキペディア フリーな encyclopedia 十善戒(じゅうぜんかい)とは、仏教における十悪(十不善業道)を否定形にして、戒としたもの。比丘向けの戒であり[1]、在家者には五戒、八戒が存在する。内容は、三業(身口意)にそれぞれ3-4-3で対応するようになっている。 大ヴァッチャ経において釈迦は、三毒(三不善根)と並べて十不善業道を説いている。 江戸時代後期の徳僧、慈雲尊者によって広く宣揚された。日本では真言宗系で重んじられるが、四国遍路の大衆化により宗派を問わず普及してきている。天台宗系では十重禁戒が重んじられる。
十善戒(じゅうぜんかい)とは、仏教における十悪(十不善業道)を否定形にして、戒としたもの。比丘向けの戒であり[1]、在家者には五戒、八戒が存在する。内容は、三業(身口意)にそれぞれ3-4-3で対応するようになっている。 大ヴァッチャ経において釈迦は、三毒(三不善根)と並べて十不善業道を説いている。 江戸時代後期の徳僧、慈雲尊者によって広く宣揚された。日本では真言宗系で重んじられるが、四国遍路の大衆化により宗派を問わず普及してきている。天台宗系では十重禁戒が重んじられる。