千島海溝
千島列島沖の海溝 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
千島海溝(ちしまかいこう、英:Chishima Trench)は、太平洋北西部のカムチャツカ半島南部に発し、千島列島南岸に沿って北海道南東部に至る海溝[1]。千島・カムチャツカ海溝(英:Chishima-Kamchatka Trench)やクリル・カムチャッカ海溝(英:Kuril-Kamchatka trench、露:Курило-Камчатский жёлоб)、クリル海溝(英:Kuril Trench)とも呼称される。
南端は襟裳海山であり、その南方には日本海溝が連なっている[1]。北端はベーリング島南西沖付近で、ここで東に連なるアリューシャン海溝と接している。水深は大部分が7,000m以上で、最も深い所は海面下9,550mになる。太平洋プレートが北アメリカプレート(オホーツクプレート)の下に沈み込むことで形成されている[2][3]。