国務大官
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Great Offices of Stateと呼称される「イギリスの内閣の要職」とは異なります。 |
国務大官(こくむたいかん、英語: Great Officer of State)は、イギリスにおける伝統的な国王の大臣である[1]。高等国務卿などとも訳される。
国務大官は、大侍従卿・軍務伯のように世襲で任じられる職と、大家令のように儀式を行う際に任じられる職、そして大法官のように内閣の閣僚の一員として任命される職がある。イングランドとスコットランド 、以前はアイルランドにも、国務大官は別々に存在していた。
国務大官は、歴史的に影響力が大きい役職であったが、現在では主に儀式を行っている。内閣で閣僚と扱われる役職以外の多くの国務大官は、国家や王室の実務からは除外されている [2]。