堺奉行
江戸幕府の職制のひとつ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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堺奉行(さかいぶぎょう)は、江戸幕府が江戸以外の幕府直轄領内の重要な場所に置いた遠国奉行の一つで、堺および和泉・河内両国の幕府直轄領を統治した。前身は中世に設けられた堺政所(さかいまんどころ)である。堺奉行は老中支配の元に置かれ、城中では芙蓉の間席で奈良奉行の次席。配下は与力10騎・同心50人(一時与力6騎・同心40人となる)、足高は役高1000石・役料現米600石であった。
役務は、堺に出入する船舶とその荷物の点検、防備および和泉の政務であった。小事は堺奉行が取計らうが、入り込んでいる事態は大坂町奉行へその対処を任せた。