壁ドン
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壁ドン(かべドン)とは、
- 集合住宅などで隣の部屋が騒がしい時に、壁をドンと殴る行為[1][2][3][4]。3番目の用法が流行する以前からインターネット上で用いられているスラング[5][6][7][8]。「壁殴り」[5][8]や「イラ壁」[7]とも呼ばれる。(→#集合住宅などにおける壁ドン)
- 壁を叩きたくなるほどの不満や憤りを感じた時など[3]、腹が立った時に壁を殴る行為[5]。1番目のスラングから派生したもので、主に男性アニメファンの間に存在する用法[5]。視聴者が嫉妬するような恋愛描写に反応して壁を叩く行為で、転じて「幸せそうなカップル(いわゆるリア充)を見かけた時に嫉妬して壁をドンドン叩く行為」として用いられることがある[5][9]。
- 男性が女性を壁際(または窓際、柱など)に追い詰めて、手を壁にドンと突き迫る行為、および恋愛漫画等における描写[1][2][3][10]。この用法で2014年に開催されたユーキャン新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた[11]。派生として「床ドン」「顎クイ」「股ドン」「蝉ドン」「網トン」などが誕生した。(→#恋愛における壁ドン)
- 自動車やバイクなどのヘッドランプ、フォグランプ等を壁に向かって点灯・照射させる行為[12][13]。ヘッドライトの配光特性やカットライン、光量などを確認する目的で行われる[12]。また、それらの乗り物が壁にぶつかることを指す[14]。
- 島田珠代が吉本新喜劇の舞台上で披露する持ちネタの一つ。共演の男性座員から舞台上の壁へ勢い良くぶつけられるネタを指す。「壁当たり」や「壁バーン」、「ぶつかり芸」[15]と称されるが、3.の流行後は「壁ドン」や「壁ドンの元祖」などとも称されることがある[16]。
「島田珠代#芸風・ギャグ」も参照