大動脈スイッチ手術
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小児心臓外科における大動脈スイッチ手術(だいどうみゃくスイッチしゅじゅつ、英: Arterial switch operation、ASO)またはジャテン手術(英: Jatene procedure)とは、完全大血管転位症 (cTGA) の解剖学的根治を目的とする開心術の一種である。カナダの心臓外科医であるウィリアム・マスタード(英語版)により提唱され、ブラジルのアヂビ・ジャテーニ(英語版)が初めて成功裏に手術を終えたことから、彼の名に因んでジャテン手術とも呼ばれている。
本術式は肺動脈狭窄 (PS) の無いTGA I型およびII型に対して適応となる。以下に治療法の概略を述べる[1][2]。