尾部銃手
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尾部銃手(びぶじゅうしゅ、英語: Tail gunner)、または後部銃手(こうぶじゅうしゅ、英語: Rear gunner)は、機体後方からの攻撃に対し旋回機関銃や旋回機関砲をもって防御を行う銃手の役目を担う軍用機の乗員。
尾部銃手は後方視界を妨げない機体背面の銃架や機体尾部の銃塔(尾部銃塔、英語: Tail Gun Turret)を操作する。通常、尾部銃手という用語は後部銃手席にいる乗員のことを指すが、機種によっては尾部に搭乗区画がなく、別の位置から銃塔を遠隔操作する場合もある。
イギリス空軍では尾部銃手のことを「ドン尻チャーリー(英語: Tail-end Charlies)」と俗称していた[注釈 1]が、その一方でライバルたるドイツ空軍でも「ヘックシュヴァイン(ドイツ語: Heckschwein:ドン尻の豚)」と、似たようなスラングで呼んでいた。