悪魔ロバート
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悪魔ロバート[注釈 1](英語: Robert the Devil)は、中世ヨーロッパに起源を持つ伝説で、自分が悪魔の申し子であると知ったノルマン人騎士の物語である。
![Thumb image](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/99/Robert-the-Devil-1Q-15c-782909.jpg/320px-Robert-the-Devil-1Q-15c-782909.jpg)
天恵を得られず子供ができないことに絶望した母親は、子を授かることを悪魔に願う。そうして生まれたロバートは、悪魔の力によって暴力と罪に満ちた日々を送る。しかし遂に彼は改悛し、贖罪を果たす。
この伝説が、実在の人物に基いているかどうかは定かではない。伝説の起源は13世紀のフランスに始まり、文学を始めとして様々な創作の対象とされてきたが、中でも特に有名なのはジャコモ・マイアベーアによるオペラ『悪魔のロベール』である。