押し屋
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押し屋(おしや)とは、鉄道の朝夕のラッシュ時に、列車の扉に挟まりかかった乗客や荷物を車内に押し込む人、およびその職業のことである。特に多くの人手が必要な通勤時間帯のみ契約している学生のアルバイトが中心である[1]。鉄道会社では「駅係員アルバイト[1]」「サービススタッフ」などの名称で募集しているが、現場では(主にJR東日本では)「テンポラリー」・「通対」・(主に西武鉄道などは)「学生班」と呼ばれる事もある。
満員の列車に乗ろうとしている乗客やドアからはみ出している客をホームに降ろす場合には剥がし屋と呼ばれる。列車の遅延度合いと車内やホームの状況次第では押し屋が剥がし屋になったり、その逆のケースも存在する。この他にも間に合わない駆け込み乗車を止める役割もある。