来談者中心療法
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来談者中心療法(らいだんしゃちゅうしんりょうほう、クライエント中心療法、Person-Centered Therapy)またはパーソンセンタード・アプローチ/人間性中心的アプローチ(Person-Centered Approach:PCA)は、アメリカの心理学者であるカール・ロジャーズにより提唱された人間性心理学のカウンセリングのアプローチ。 その名称は、ロジャーズによって、非指示的療法(Non-Directive Counseling)から来談者中心療法、そしてパーソンセンタード・アプローチ/人間性中心的アプローチ(Person Centered Approach)へと、時代を追って改名されている。
この来談者中心療法を提唱したカール・ロジャーズは、医師以外でカウンセリング法の体系を築きあげた最初の人物とされている[1]。また、心理面接を行う分野で、はじめて成長の経験を重視したアプローチであることを提唱者自ら述べている[2]。
そして、ロジャーズは神経症や精神病などの概念を実在するものとして使うことを避け、「これらの概念は不適当であり、誤りを起こしやすい概念であると思うからである」と強く批判している[3]。代わりに、防衛的行動や解体行動というカテゴリーを使用した方が実りが多いとした。