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沸騰石
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沸石とも呼ばれる「ゼオライト」とは異なります。 |
沸騰石(ふっとうせき)とは、液体を加熱して沸点に到達した後の急激な沸騰(突沸)を防ぐ目的で、あらかじめ液体中に加えておく石、または多孔質物体。ケミカルストーンともいう。
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液体を加熱すると、その液体の成分や加熱条件によっては、沸点に達しても沸騰しない場合がある。この状態を過沸騰と呼び、一種の準安定状態である。この過熱状態のときに、物理的な衝撃や異物が液体に加えられると液体から気体への相転移が起き、液体全体に広がる(突沸)。液体から気体への相転移では体積の膨張が大きいので、液体や蒸気が飛散し、事故が起こる可能性がある。そのため、突沸を防ぐ目的で沸騰石をあらかじめ液体中に加えておく。