特定不能の広汎性発達障害
自閉症スペクトラム障害の分野の一つ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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特定不能の広汎性発達障害(とくていふのうのこうはんせいはったつしょうがい)は、DSM-IV-TRで定義されていた広汎性発達障害(PDD)の一種。一般的に、PDD-NOS(英語:Pervasive Developmental Disorder - Not Otherwise Specified)の略称で呼ばれる。DSM-5では自閉症スペクトラム障害(ASD)としてくくられることになった。
概要 特定不能の広汎性発達障害, 概要 ...
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DSM-IV-TRによると、「対人相互反応に重症で広汎な障害があり、言語的または非言語的コミュニケーション障害や常同的で制限された興味や行動、活動を伴っているが、他の特定の広汎性発達障害や統合失調症、スキゾイドパーソナリティ障害、統合失調型パーソナリティ障害、回避性パーソナリティ障害の基準を満たさない場合に用いられるべきものであり、たとえば、このカテゴリーには非定型自閉症が入れられる」と解説されており、ICD10では、非定型自閉症(F84.1)、知的障害と常同運動に関連した過動性障害(F84.4)、その他の広汎性発達障害(F84.8)、広汎性発達障害,特定不能のもの(F84.9)がこれに対応している。
知的な遅れの見られない場合は、高機能広汎性発達障害とも呼ばれるが、アスペルガー症候群(高機能自閉症)と同様、必ずしも知的障害がないから問題も軽度であるとは限らない。