等級 (鉄道車両)
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等級(とうきゅう)とは、鉄道車両において運賃・料金の段階を表す。支払う金額によって、乗客はより多くの快適さを得る。
そこに含まれるのは、例えばよりよい座席(布張り、革、クロスシートなど)、足元の余裕(個別の席の間隔)、個室あるいはより大きい空間をもつ車両、暖房や冷房が効いた車両、携帯電話中継装置、静寂ソーン、電源コンセント、テーブル、日除けカーテンまたはブラインド、などがある。鉄道駅の特別の待合室など旅行の前や、列車内での通常以上のサービス(無料の飲物、食事あるいは新聞)も含まれる。本来、列車運行の正確さやルート、鉄道駅とルートの状態などは等級に無関係であるが、運転速度と乗り心地は関係する場合がある[注釈 1]。
列車の種別により(例えばICEと普通列車を比較した場合)車両等級ごとの運賃/料金、快適さとサービスはかなり変動する。1等の車両はそれぞれの乗客により多くの専有床面積を提供するため、2等の車両より旅客の収容力は少なくなる。さらに1等の車両がしばしば乗客の需要より多く割り当てられるため、特に混雑する時期には、比較的すいた車両を利用できる。