表面波マグニチュード
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表面波マグニチュード(英: Surface wave magnitude, Ms)は、表面波から計測する地震のエネルギー量を表す指標値(マグニチュード)である。
1946年にベノー・グーテンベルグはローカル・マグニチュード(リヒター・スケール)を基礎にして表面波の振幅・周期と震央距離(角度)からマグニチュードを計測する表面波マグニチュードの原型を定義した[1]。その後、1962年にヴィット・カールニクは汎用化した表面波マグニチュードの評価式を定義し[2]、1967年にIASPEI(ドイツ語版)はマグニチュードの標準的な計測法として推奨した[3]。
表面波マグニチュードはローカル・マグニチュードの特性・評価値を踏襲しており、表面波マグニチュードとローカル・マグニチュードはほぼ同等のマグニチュード値を計測する。