西国三十三所
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西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ、さいこくさんじゅうさんしょ)は、観音菩薩を祀る近畿地方2府4県と岐阜県の三十三箇所の札所寺院と三箇所の番外寺院からなる観音霊場である[注 1]。日本で最も歴史がある巡礼であり、現在も多くの参拝者が訪れている。札所である三十三箇所の寺院が西国三十三所札所会を設立している。
「三十三」とは、『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五』(観音経)に説かれる、観世音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与るために三十三の霊場を巡拝することを意味し[1]、西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。
平成29年(2017年)一般社団法人日本記念日協会により4月15日が「日本巡礼文化の日」として認定された(認定日は同年3月13日)。
令和元年度(2019年)に選ばれた「日本遺産」(文化庁)の16件の一つに、『1300年つづく日本の終活の旅〜西国三十三所観音巡礼〜』が認定された[2]。