要心無用
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要心無用(ようじんむよう、Safety Last!)とは、1923年公開のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディである。近年は『ロイドの要心無用』(ロイドのようじんむよう)のタイトルで知られている。1977年に東宝東和の「プレイ・ロイド」シリーズとしてリバイバル上映した時は『ロイドの用心無用』(ロイドのようじんむよう)という邦題もつけられた[7]。主演のハロルド・ロイドが高層ビルの時計の針にぶらさがっているシーンはサイレント映画を代表する名シーンで、後の映画で何度もオマージュされている。興行的にも批評的にも大成功で、ロイドの人気を決定的なものにした。現在でもリバイバル上映され、ロジャー・イーバートなどから映画史に残る傑作コメディ映画の1本と評価されている[8]。第1回キネマ旬報ベスト・テン(1924年)では「娯楽的に最も優れた映画」の第3位に選出されている。
概要 要心無用, 監督 ...
要心無用 | |
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Safety Last! | |
劇場ポスター | |
監督 |
フレッド・C・ニューメイヤー(英語版) サム・テイラー(英語版) |
原案 |
ハル・ローチ サム・テイラー ティム・フェーラン |
製作 | ハル・ローチ(英語版) |
出演者 |
ハロルド・ロイド[1] ミルドレッド・デイヴィス |
撮影 | ウォルター・ランディン |
製作会社 | ハル・ローチ・スタジオ |
配給 | Pathé Exchange |
公開 |
1923年4月11日 1923年12月31日[2][3] |
上映時間 | 73分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 12万1000ドル[4] |
興行収入 | 150万ドル[5][6] |
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この映画の原題「Safety Last」は工事現場などで使う「安全第一(safety first)」のもじりである。実は4年前、ロイドは撮影中の事故で親指と人差指を失っていた。それにもかかわらずこの映画ではビルの壁をよじ登る危険なスタントをこなした。