連合王国貴族
1801年の合同法によりグレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立してから授爵された貴族の総称 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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連合王国貴族(れんごうおうこくきぞく、英: Peerage of the United Kingdom)は、1801年に合同法によりグレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立してから授爵された貴族の総称。
連合王国貴族は、公爵 (Duke, Duchess)、侯爵 (Marquess, Marchioness)、伯爵 (Earl, Countess)、子爵 (Viscount, Viscountess)、男爵 (Baron, Baroness) で構成される[1]。すべて世襲制だが、1958年の一代貴族法により男爵のみ世襲 (Hereditary baron) と功労による一代限り (Life baron) とがある。なお、日本語で準男爵と一般的に訳されているbaronetは貴族 (peerage) には含まれない。
王族でない公爵創設は1900年のファイフ公爵が最後であり、侯爵の創設は1926年のレディング侯爵が最後であった。1964年にハロルド・ウィルソンの労働党政権が成立後はほとんど授爵が絶えており、1984年にハロルド・マクミランがストックトン伯爵となってから創設がない。
なお、アイルランド貴族については、合同法成立以後も連合王国貴族とは別に新たな貴族が創設されているが、こちらも1898年のカーゾン男爵の新設が最後となった。
1999年貴族院法が成立後、連合王国貴族を含めた世襲貴族の議席は92議席に限定された[2]
貴族は尊称としてLordやLadyを名前の前に付けるが、個人名そのものをLordやLadyの付いたものに改名する偽貴族詐欺も横行している[3]。