や、此は便利だ
ウィキペディアから
ウィキペディアから
『や、此は便利だ』(や、これはべんりだ)は、1913年に初版が発行された下中弥三郎(下中芳岳)の著書で、新語・慣用句・文字の便覧[1][2]。日本初の新語辞典である[3]。『や、便』と略された[4][5]。
当初成蹊社から発行されたが、同社が倒産したため、下中は1914年に紙型を買い取り、自身の出版社「平凡社」を創業、そこから新版を販売し増補を重ね[1][6]、100版[5]・135刷[7]以上の重版を続けた。2023年6月には、平凡社ライブラリーから復刊している(ISBN 9784582769470)[8]。
シリーズ本に1916年の『算手必携 此は調法[9]』(小沢啓太郎著)、1917年の『国民常識 詩歌民謡俚諺解』(下中著)がある[5]。
本書が版を重ねた例に続こうとして岡書院の岡茂雄が『広辞苑』を企画した[10]。これに応じて平凡社は『大百科事典』を1931年に刊行した[10]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.