アメリカ自然史博物館
ウィキペディアから
ウィキペディアから
アメリカ自然史博物館(アメリカしぜんしはくぶつかん、英: American Museum of Natural History)は、ニューヨーク市マンハッタン区アッパー・ウエスト・サイドにある科学博物館。動植物、鉱物など自然科学・博物学に関わる多数の標本・資料を所蔵・公開している。1869年に設立され[1]、現在、1,200名を超えるスタッフを擁し、毎年100を超える特別野外探査を主催している。
アメリカ自然史博物館 | |
---|---|
2008年、セントラルパーク側から | |
施設情報 | |
専門分野 | 博物学(自然史) |
館長 | w:Ellen V. Futter |
開館 | 1869年 |
所在地 | アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区セントラルパーク・ウェスト |
位置 | 北緯40度46分51.5秒 西経73度58分27秒 |
外部リンク | http://www.amnh.org/ |
プロジェクト:GLAM |
1869年の設立当初はセントラルパーク内アーセナル・ビルディング (Arsenal building) に置かれていた。
1874年には、マンハッタン・スクエアの大部分を占めている現在の施設が起工された。
この場所におけるランドマーク建築になっており、その敷地は南北方向では西77丁目 (West 77th Street) と西81丁目 (West 81st Street) とに区切れ、東西方向ではコロンバス・アベニューとセントラルパーク・ウェストとに区切られる。
正門は、巨大なローマ風バシリカに通じているが、そこにあるアロサウルスから我が子を守ろうとして後ろ足で立つバロサウルスの骨格標本は展示全体の中で際だっている。
本博物館は、アフリカ・アジア・北アメリカにおける哺乳類のジオラマや、海洋ホール (2003年再開) に吊るされたシロナガスクジラの実物大模型や、北西海岸部のインディアン民族であるハイダ族が作成した64フィート長の彩色彫刻戦闘用カヌー(北アメリカ北西部由来)や、世界最大のブルーサファイアである「スター・オブ・インディア」 ('Star of India') で著名である。あるフロアでは、全体の周辺部分が、世界的に有名な恐竜群を含む脊椎動物の進化に当てられている。
本博物館は、人類学上の収集でも傑出しており、以下のものがある
アメリカ自然史博物館に縁が深い著名人としては、長年に渡り理事長であった古生物学者兼地質学者のヘンリー・F・オズボーンや、ゴビ砂漠の「恐竜ハンター」ロイ・チャップマン・アンドリュース(インディ・ジョーンズのモデルの一人)や、文化人類学の先駆者フランツ・ボアズ 及びマーガレット・ミード がいる。日本研究の先駆者で「お札博士」として知られるフレデリック・スタールもここで地質学の学芸員をしていた。日本人の研究者としては、国立民族学博物館の太田心平(人類学)が、兼任として所属している。 本博物館への著名な後援者の中には、J.P.モルガンのような人もいる。
本博物館に連結しているヘイデン・プラネタリウムは、現在では、ジェームズ・スチュワート・ポルシェク (James Stewart Polshek) の設計になるローズ地球宇宙センターの一部として、球形のスペースシアターを包んだガラス製の立方体の中に収容されている。このセンターは2000年2月19日に開業した。館長は天文学者ニール・ドグラース・タイソン。
本博物館は、一般個人会員に対する55ドルから後援者に対する750ドルまでの会費による広い範囲の会員種別を設けている。
様々なオンラインサービスが可能である。
ニューヨーク市地下鉄IND8番街線81丁目-自然史博物館駅から当博物館まで連絡通路が整備されている。
特別研究プロジェクトが存在する分野:
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.