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かつて存在した日本の映像コンテンツ制作会社 ウィキペディアから
株式会社ケイエスエス(KSS Inc.)は、かつて存在したオリジナルビデオ・美少女系アニメを製作する映像コンテンツ制作事業社。一時期PC用家庭用ゲームも制作していた。他にも出版事業や音楽事業、ポストプロダクション事業も手掛けていた。
創業時の旧社名は株式会社鎌倉スーパーステーション(かまくらスーパーステーション)といい、「株式会社ケイエスエス」はその略称を用いたものである。1990年代前半は当時のNHKエンタープライズが発売元となるNHK番組のセルビデオ「NHK VOOK(ヴィジュアルブック)」レーベルの販売元であった。
また、ソニー・ピクチャーズとも関係が深く、ソニー・ピクチャーズ(後にアニメーション事業が分社化されSPEビジュアルワークス(その後SMEビジュアルワークスへの改称を経て、現・アニプレックス)がアニメ事業に初参戦した『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を皮切りに『キョロちゃん』や『NARUTO -ナルト-』といった作品でもポストプロダクションとして業務を受注していた。
2004年に長年同社の制作活動を仕切って来たプロデューサーの大宮三郎や、音響ディレクション担当の飯塚康一がトライネットエンタテインメントへ移籍した事を皮切りに事実上の活動停止に追い込まれた。既発表の作品の権利は株式会社Softgarageに移管され、その系列会社で事実上社内一部門でもある株式会社JSDSS(ジーダス)によって販売されている。活動停止時に受託していたTVアニメ『NARUTO -ナルト-』の音響制作は制作担当であった塚田政宏の移籍に伴い、楽音舎に制作権を譲渡され、編集業務はグッド・ジョブ東京スタジオに移管された。また、TVアニメ『最遊記RELOAD』は神南スタジオが引き継ぎ音響制作を担当した。
グループ内には音楽CDを発売するKSSレコードがあり、アニメやゲーム関連のCDの制作・発売を行なう他にも作曲家安田信二率いる『ミラクルシャドウ』やフジテレビ系ドラマ『らせん』の主題歌を担当した『Rough laugh』もKSSレコードに所属していた。またSMAPがカバーしたシングル『朝日を見に行こうよ』のオリジナル盤は、1997年にミラクルシャドウがKSSレコードから発売している。
1998年にはゲームやアニメーションの原画集やノベライズ・アイドルの写真集以外にも、横浜ベイスターズの日本一を記念して『権藤語録―プロ野球横浜優勝への軌跡』がケイエスエス出版から発売されている。
下記事業は現在softgarageに移管されている。
いずれも開発は外注である
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