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日本の大阪府大阪市にある文具メーカー、および同社が製造販売する画材の名前 ウィキペディアから
株式会社サクラクレパス(SAKURA COLOR PRODUCTS CORPORATION)は、大阪市中央区森ノ宮中央に本社を置く文具メーカーである。
後述の通り『クレパス』は同社独自の画材であり、登録商標でもある。
1921年に佐武林蔵が佐々木昌興(『クレパス』開発・命名者)ら義兄と共同で「日本クレイヨン商会」を創業。「桜クレイヨン商会」に改称後、1925年に世界初のオイルパステル『クレパス(CRAY-PAS)』を発明。1934年に「クレパス本舗桜商会」と改称、1970年に現在の社名となる。
代表的商品にはクレパスの他、1950年発売の半透明水彩絵具『マット水彩』や、1973年発売の全芯色鉛筆『クーピーペンシル』、1982年発売の世界初の水性顔料インクサインペン『ピグマ』、1984年発売の世界初の水性ゲルインクボールペン『ボールサイン』など、新開発の商品が多い。
画材は学童用品が主であるが、創業直後は油絵具の製造もした[1]。1970年に専門家用画材の「ヌーベル」ブランドを発足、1991年にオランダの老舗絵具メーカーロイヤルターレンス買収後は、関連会社のターレンスジャパンが専門家用画材を販売している。その他、消しゴム製造のラビット社(大阪)、鉛筆製造など総合文具のブランジール社(オランダ)などがグループにある。みどり会の会員企業であり三和グループに属している[2]。
創業者の佐武は元成城学園教師で、山本鼎(創業後役員に招聘)の自由画教育運動に触れ国産画材製造のため独立・創業。退社後に教育美術振興会などを創設、美術教育に貢献した。経営は1937年の西村齊次郎社長以降、1940年の西村俊一(齊次郎の長男)、1981年の西村貞一(現会長)、2014年の西村彦四郎と、西村家による同族経営企業である。齊次郎は京都の老舗呉服商千治(現・千切屋治兵衛株式会社)を営んだ実業家・衆議院議員・京都商工会議所会頭を務めた西村治兵衛(1861-1910)[3][4]の子であり、分家を成してサクラクレパスほか大丸などの重役を務めた[5][6]。また藤山愛一郎の娘婿として知られている西村健三(齊次郎の三男、元三菱重工業取締役)は貞一の叔父に当たり、貞一の妹は元皇族の久邇朝建(久邇宮朝融王の第2王子)に嫁いでいる。
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