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北欧神話の女神 ウィキペディアから
『古エッダ』の「ロキの口論」の序文によるとトールの妻[3]で、『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』第31章によるとウルの実の母[4]である。
『スノッリのエッダ』第二部『詩語法』によると、美しい金髪を自慢にしていたが、ロキに悪戯で刈り取られてしまう。その後、ドヴェルグ族の「イーヴァルディの子ら」に、それを被ると頭にくっついて本物の髪の毛になってしまうという黄金製のかつらを作ってもらった。この出来事によって、スカルド詩などで黄金に対して用いるケニング「シヴの髪」が生まれたという[5]。
また『詩語法』では、「トールの妻」「ウルの母」「美髪の女神」などの他、「ヤールンサクサのライバル」というケニングも紹介している[6]。
古い記述が少ないため何の女神かはよくわかっていない。金髪を刈り取られる説話は、穀物を収穫した後の冬の畑の情景を表現しているとも考えられている[7]。
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