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ジェームス・ヒル(James Hill, 1980年[1] - )は、クラシック音楽教育を受けたカナダのミュージシャン。特にウクレレを中心に演奏活動もし、学校教育の教材楽器としての使用も行なっている。ブリティッシュコロンビア大学で音楽の学士号を取得している。
子どもの頃、ヒルはJ・チャルマース・ドーンが開発し、1977年の著書『Teacher's Guide to Classroom Ukulele』で紹介したウクレレ指導プログラムから、大きな恩恵を受けた。ブリティッシュコロンビア州の学校では、ドーンの指導法を音楽教育に取り入れており、その結果、ラングレー・ウクレレ・アンサンブルが存在するほどになっていた。ヒルは、このアンサンブルに2003年まで[1]10年以上在籍した[2]。
ヒルはドーンと会見した際に、ウクレレの普及を促進させるプログラムの創出を構想し、彼らふたりは協力して「Ukulele in the Classroom(ウクレレを教室に)」というプログラムを2008年に生み出した[3]。
ヒルはコンサートに出演する際には、ほぼ必ずそれに合わせてワークショップを開催している。ヒルは、カナダ全土[4]やアメリカ合衆国、さらにはヨーロッパや日本、シンガポール[5]、ニュージーランドでも教えてきた[6][7]。オンタリオ州キングストンのクイーンズ音楽学校では、定期的に講義を担当し、例年ハワイ州ハワイ郡ワイメアで開催されるウクレレ・アンド・スラックキーギター・インスティテュート (the Ukulele and Slack Key Guitar Institute) のイベントではゲスト講師を務めている。
世界中を旅しているヒルは、2009年7月にはジョン・F・ケネディ・センターでも演奏し[8]、ハワイの第40回ウクレレ・フェスティバルにも出演した[9]。
2013年夏にイギリスで開催されたウクレレ・フェスティバルにも出演するとされた[10]。
ヒルは多様なウクレレを演奏し、いずれもスプルース(トウヒ属)が用いられマイク・ダシルバ (Mike DaSilva) のカスタム・メイドのウクレレを数本使用しているほか、マイヤ・モー・テナー (Mya Moe Tenor) や、ベルトーン・リゾネーター (Beltona Resonator) も使用している[11]。
2009年、ヒルはチェロ奏者アン・ジャネル(旧名、アン・デイヴィソン (Anne Davison))とともに、CD『True Love Don't Weep』を製作した。このアルバムは、2009年のカナダ・フォークミュージック賞においてトラディショナル・アルバム・オブ・ザ・イヤー (Traditional Album of the Year) を受賞した[12]。
2015年、ヒルのアルバム『The Old Silo』が、ジュノー賞のルーツ&トラディショナル・アルバム・オブ・ザ・イヤー ソロ部門にノミネートされた[13]。
ヒルは、妻であり共演者でもあるアン・ジャネルとともにノバスコシア州に住んでいる。ふたりは2013年9月21日に結婚した[14]。
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