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原子や電子のスケールを扱う分野で用いられる原子単位系において、エネルギーの単位となる物理定数 ウィキペディアから
ハートリーエネルギー(英語: Hartree energy)は、原子や電子のスケールを扱う分野(量子論、原子物理学、量子化学など)で用いられる原子単位系において、エネルギーの単位となる物理定数である[2]。 名称は英国の数理物理学者ダグラス・ハートリーに由来する。 記号は一般に Eh で表される。
ハートリーエネルギー Hartree energy | |
---|---|
記号 | Eh |
値 | 4.3597447222060(48)×10−18 J [1] |
相対標準不確かさ | 1.1×10−12 |
語源 | ダグラス・ハートリー |
である(2022 CODATA推奨値[1])。 また、電子ボルトによる値は
である(2022 CODATA推奨値[3])。
ハートリーエネルギーは、ボーア半径 a0 に等しい距離にある、電気素量 e に等しい電気量をもつ2つの粒子の静電エネルギーで定義され
で表される。 ここで、ħ はプランク定数(ディラック定数)、c は真空中の光速度、Z0 は真空における特性インピーダンス、α は微細構造定数である。
国際量体系(ISQ)においては、電気定数 ε0 により Z0 = 1/ε0c で表されるので
となり、ガウス単位系は Z0 = 4π/c とする量体系に基づいているので
となる。
ハートリーはハートリー原子単位系におけるエネルギーの単位である。
物質量あたりでは
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