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三﨑良章

日本の歴史学者 ウィキペディアから

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三﨑 良章 (みさき よしあき、1954年 - )は、日本歴史学者教員東アジア史専攻。埼玉県深谷市出身。

概要

埼玉県深谷市に生まれた[1]1977年(昭和52年)、早稲田大学の第一文学部東洋史学専攻を卒業し[1]1983年(昭和58年)、早稲田大学大学院の博士後期課程で単位取得後に退学した[1]マールブルク大学客員研究員、北京大学客員研究員を経て[1]早稲田大学群馬大学群馬県立女子大学の講師等を務めた[1]。その後、早稲田大学本庄高等学院の教員となった[1]

専攻は東アジア史だが[1]、主な研究対象は中国五胡十六国時代民族である[2]1994年平成6年)7月、研究を通じて交流のあった町田隆吉(のちに桜美林大学教授)らとともに、五胡十六国時代を研究テーマとした「五胡の会」(ごこのかい)を立ち上げた[3][4]。この研究会は、散佚した五胡十六国時代の編纂資料の佚文の蒐集整理、会員の研究交流等を目的としており[3][5]、2012年(平成24年)には、佚文を体系的に整理した『五胡十六国覇史輯佚』(燎原書店)を刊行するなど、20年近くにわたり活動を続けている[注 1]1996年秋、五胡十六国時代をテーマにした本の執筆依頼を受けた[2]。執筆に5年あまりをかけて完成させ、2002年(平成14年)、『五胡十六国 -中国史上の民族大移動-』(東方書店)として刊行した。2005年、論文「五胡十六国の研究」にて「博士(文学)」の学位を授与された[6][7]

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著作

単著

共著等

論文

  • 「五胡諸国の異民族統御官と東晋 -南蛮校尉・平呉校尉の設置を中心として-」 - 『東方学』82(東方学会、1991年)所収。
  • 「異民族統御官にあらわれた五胡諸国の民族観」 - 『東洋史研究』54-1(東洋史研究会、1995年)所収。
  • 東夷校尉考」 - 『東アジア史の展開と日本 -西嶋定生博士追悼論文集-』(西嶋定生博士追悼論文集編集委員会編、2000年)所収。
  • 「五胡十六国の研究」 - 博士論文(早稲田大学、2004年提出)[6][11]。単行本『五胡十六国の基礎的研究』(汲古書院、2006年)は、本論文に加筆修正を施したものである[11]
  • 「十六国夏の年号について」 - 『史観』152(早稲田大学史学会、2005年)所収。
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脚注

関連項目

外部リンク

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