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日本の潜水艦の艦級 ウィキペディアから
伊百六十二型潜水艦(いひゃくろくじゅうにがたせんすいかん)は、大日本帝国海軍の潜水艦の艦級。海大IV型(かいおおよんがた[要出典])とも。同型艦3隻。事故沈没1隻、戦没1隻、戦後に処分された艦1隻。
伊162型潜水艦(海大4型) | |
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艦級概観 | |
艦種 | 一等潜水艦 |
艦名 | |
前級 | 伊百五十六型潜水艦(海大3型b) |
次級 | 伊百六十五型潜水艦(海大5型) |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:1,635トン 常備:1,720トン 水中:2,300トン |
全長 | 97.70m |
全幅 | 7.80m |
吃水 | 4.83m |
機関 | ラ式2号ディーゼル2基2軸 水上:6,000馬力 水中:1,800馬力 |
速力 | 水上:20.0kt 水中:8.5kt |
航続距離 | 水上:10ktで10,800海里[注釈 1] 水中:3ktで60海里 |
燃料 | 重油:230t |
乗員 | 58名 |
兵装 | 40口径十一年式12cm単装砲1門 留式7.7mm機銃1挺 53cm魚雷発射管 艦首4門、艦尾2門 八九式魚雷14本 Kチューブ(水中聴音機) |
備考 | 安全潜航深度:60m |
1923年(大正12年)度計画で建造された12隻の潜水艦のうち最後の3隻。計画番号S28。1929年(昭和4年)から1930年(昭和5年)にかけて竣工した。
前型(海大3型b)との最大の相違は機関をズルツァー式ディーゼルからドイツ・MAN社が設計したラウシェンバッハ式ディーゼルに変更したことである。その他船体の形状に変更はない。ただ大きさが若干(全長で3mほど)小さくなり、魚雷発射管は艦首4門艦尾2門となり2門の減少、魚雷も2本減少し14本となった。また水中速力が0.5ノット速くなり8.5ノットとなった。
1941年(昭和16年)に伊61が訓練中に沈没した。残った2艦は太平洋戦争中に主に通商破壊に従事、伊164は1942年(昭和17年)に戦没した。伊162は1944年(昭和19年)以降は内地で練習艦となり終戦まで残存、戦後海没処分された。
1942年(昭和17年)5月20日に改称、艦番に100を加えた。
伊162型は同型艦3隻からなるため、3隻で1個潜水隊を編成した。佐世保鎮守府に配備されたため、佐鎮の固有番号を与えられて第29潜水隊となった。
昭和5年4月24日に佐世保鎮守府籍の伊61・伊62の2隻で編成。その後遅れて竣工した伊64を編入した。昭和16年1月8日に伊61が事故により失われ、残った2隻は太平洋戦争に参加し、マレー作戦に参加した後、主にインド洋で活動したが、戦争初期の昭和17年3月10日に解隊された。
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