緑の島
北海道函館市にある人工島 ウィキペディアから
北海道函館市にある人工島 ウィキペディアから
函館港の万代・港町泊地浚渫工事によって生じた土砂を利用し、港内を護岸で囲って確保した処分場工事によって誕生した埋立地であり、埋立土量は約70万立方メートルになる。新島襄に因んだ「新島橋」で陸地と繋がっており、陸地側には「新島襄海外渡航記念碑」が建立している。大町地区にあり、散策や遠足、釣りなどのほかスポーツやイベントの会場としても利用している。なお、『函館港花火大会』や『道新花火大会』開催時、天候状況などによって入場を規制または禁止する場合がある[1]。
所在地 | 函館市大町15 |
外周 | 1,118 m |
面積 | 80,000 m² |
開放時間 | 9:00 - 20:00(4月から9月、12月) |
9:00 - 17:00(10月から11月、1月から3月) | |
閉鎖期間 | 1月1日から1月3日 |
備考 | ペット入場禁止[2] |
新島橋架橋時に取り付け道路建設時に1960年(万延元年)に築造された古い石垣の残る掘割を埋めることになり、1986年(昭和61年)7月、函館の歴史風土を守る会など5団体が掘割の埋め立て中止と架橋位置の変更を求める陳情書を提出したが、計画通り工事が行われた[9]。
緑の島の活用については、水族館や第三セクターによるウォーターフロント開発の中核施設建設などの計画が持ち上がり[10][11][12]、1997年(平成9年)には函館市とコクドが「函館アクアコミュニティ構想」における基本協定を締結したが[13]、大観覧車建設による景観問題や収支計画における採算面に市議会や市民から厳しい見方が強まり[14][15][16]、2001年(平成13年)に建設を断念した[17]。その後も函館市は規模を縮小しての水族館(海の生態科学館)やコンベンション施設建設を検討していたが[18][19][20]、2007年(平成19年)に事業断念を表明した[注 1][23]。
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