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埼玉県熊谷市と群馬県邑楽郡千代田町を結ぶ渡船 ウィキペディアから
赤岩渡船(あかいわとせん)とは、埼玉県熊谷市葛和田と群馬県邑楽郡千代田町赤岩の利根川の対岸同士(約400メートル[1])を結ぶ渡船。県道の一部で群馬県営であるが、実際の管理や運営は地元の千代田町に委託されている[1]。
埼玉県道・群馬県道83号熊谷館林線の代替渡船であり、利根川上で唯一の「水上県道」扱いで運賃は無料である[1]。
群馬県営で千代田町に運営が委託されていることから、渡し舟は千代田側に居ることが基本となっており、堤防の中腹に建っている小屋に待している船頭へ直接声を掛ける。一方、葛和田側から乗る場合には桟橋から150m程手前の河川敷上にある熊谷駅行きバス停前に設置されたポールに黄色の旗を揚げて合図し、千代田側の船頭へ利用の意思表示をする[1]。
なお、自転車も載せることが可能で[1]、周辺住民のほか、利根川沿いのサイクリング客の利用もある。ただし、原動機付自転車および自動二輪車については載せることが出来ない[2]。利用者数は年間平均2万人程度となっている[2]。
歴史的には「赤岩の渡し」とも呼ばれる[1]。熊谷側では「葛和田の渡し」とも呼ばれる[3]。なお、この地点で渡船を使わずに陸上を迂回して対岸に行くには、下流側4 - 5kmの武蔵大橋か、上流側6 - 7kmにある刀水橋まで遠回りしなければならない[4]。
埼玉側・群馬側、それぞれに路線バスが堤防を乗り越えて河川敷に乗り入れ、乗船場近くを始発終着地としている。
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