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AK-230は、ソビエト連邦の艦載機関砲システム。30mm口径のリヴォルヴァーカノンを遠隔操作の連装砲塔に搭載した全自動システムであり、主要用途は航空機に対する対空防御である。密閉された自動操作の銃座に搭載され、レーダーにより管制される。AK-230は大型艦から小型艇まで多くの艦艇に搭載され、約1,450基がソ連で生産された。中国でもコピーされ、およそ300基が69式の名称で生産された。1970年代以降は、改良型とも言えるAK-630へ生産が移行している。レーダーこそ搭載していないが、東側諸国での所謂CIWS的役割を果たしている。
AK-230の開発は1950年代に始められ、最初の試作品がオーサ型ミサイル艇やシェルシェン型魚雷艇に搭載された。AK-230は1969年より正式に運用が開始された。
AK-230は、スタビライズされた2門の水冷式で4つの薬室を持つリボルバー式30mm機関砲NN-30から構成されている。機関砲はリベット留めされた鉄鋼製砲塔内に設置されている。機関砲は、それぞれ155kgの重さがあり、砲身長は1,930mm、全長2,670mmある。砲は毎分1,000発の発射速度があり、弾薬は500発毎に独立しているベルト給弾により供給される。
最大射程は約6.7kmあるが、航空目標に対する有効射程は2.5キロから4キロの間と伝えられている。
通常遠隔操作され、ドラム・ティルトまたはマフ・コブ火器管制レーダーシステムと連接している。
AK-230用に電気着火式の30mm砲弾30x210mmBが開発された。 着発信管、および徹甲弾が開発された。中国の69式は国産の榴弾のみ運用している。弾薬はルーマニアおよびセルビアにおいても生産された。
種類 | HE | AP-T |
---|---|---|
Designation | OF-83D | BR-83 |
重量 | ||
Round | 1.13kg | 1.12kg |
Projectile | 0.27kg | 0.35kg |
Explosive content | 30g of A-IX-2 | - |
初速 | 1,050m/s |
現在運用中および過去に運用した国および機関の一覧
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