BMW・269は、レン・テリーが設計したフォーミュラ2カー[2]。1969年から1970年のヨーロッパF2選手権に投入された。
カテゴリー |
F1 F2 | ||||||||
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コンストラクター | BMW | ||||||||
デザイナー | レン・テリー | ||||||||
主要諸元 | |||||||||
シャシー | アルミニウム製モノコック | ||||||||
サスペンション(前) | ダブルウィッシュボーン | ||||||||
サスペンション(後) | ダブルウィッシュボーン | ||||||||
エンジン | BMW M12/1 1.6 L4 1,598 cc (97.5 cu in) | ||||||||
トランスミッション | ヒューランド FT 200, 5速 + 反転1速[1] MT, | ||||||||
タイヤ | ダンロップ | ||||||||
主要成績 | |||||||||
ドライバー |
ヒューベルト・ハーネ ゲルハルト・ミッター ディーター・クエスター | ||||||||
初戦 | 1969年ドイツグランプリ | ||||||||
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概要
BMWがフォーミュラ2で使用した車はローラ・カーズによって製作されていた。269(F269とも)はBMWが自ら製作した初のマシンであった。レン・テリーによって設計されたこのマシンは比較的単純な構造でオーソドックスなモデルであったが、強力なエンジンのおかげで好成績を納めた[3]。エンジンは排気量1,598 cc (97.5 cu in)、10700rpmで250hpを発揮した[4]。
BMWは1969年シーズン、ローラ・T102とBMW・269を使用し、ヒューベルト・ハーネがランキング2位を獲得した。しかしながらポイントの多くはローラ・T102によるもので、BMW・269のポイントはオーストリアにおける1度のみであった[5]。
269はF11969年ドイツグランプリにも出場した。ドライバーはヒューベルト・ハーネ、ゲルハルト・ミッター、ディーター・クエスターであった。しかし、金曜日の練習走行でミッターが事故死し、BMWは同グランプリから撤退した。
後継のモデルはBMW・270であった[6]。
F1における全成績
Formula 1
年 | チーム | エンジン | タイヤ | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | ポイント | 順位 |
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1969年 | Bayerische Motoren Werke | BMW L4 | D | RSA |
ESP |
MON |
NED |
FRA |
GBR |
GER |
ITA |
CAN |
USA |
MEX |
0 | NC | |
ヒューベルト・ハーネ | WD | ||||||||||||||||
ゲルハルト・ミッター | DNQ | ||||||||||||||||
ディーター・クエスター | WD |
Formula 2
年 | チーム | エンジン | タイヤ | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
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1969年 | Bayerische Motoren Werke | BMW L4 | D | THR | HOC | NUR | JAR | TUL | PER | VAL | |||
ゲルハルト・ミッター | Ret | ||||||||||||
ヒューベルト・ハーネ | 7 | DNS | Ret | ||||||||||
ディーター・クエスター | Ret | Ret | |||||||||||
ジョー・シフェール | Ret | ||||||||||||
1970年 | Bayerische Motoren Werke | BMW L4 | D | THR | HOC | MON | CRP | HOC | PER | TUL | IMO | HOC | |
ディーター・クエスター | 7 | Ret | 5 | Ret | Ret | Ret | Ret | ||||||
ヒューベルト・ハーネ | DNQ | 4 | DNQ | 1 |
参照
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