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1969年フランスグランプリ
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1969年フランスグランプリ (1969 French Grand Prix) は、1969年のF1世界選手権第5戦として、1969年7月6日にシャレード・サーキットで開催された。
わずか13台の参加にとどまったレースは38周で行われ、マトラのジャッキー・スチュワートがポール・トゥ・ウィンで優勝し、チームメイトのジャン=ピエール・ベルトワーズが2位、ブラバムのジャッキー・イクスが3位となった。
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背景
クレルモン=フェランでのフランスGP開催は1965年以来4年ぶりで、その間はランス、ル・マン、ルーアンで開催された[1]。
エントリー
BRMは前戦オランダGPでのP139の悲惨なデビューに続き[1]、チーフエンジニアのトニー・ラッドが更迭され[2]、本レースを欠場した。ジャック・ブラバムは本レース直前の6月30日、シルバーストン・サーキットでテスト中に足首を骨折する事故を起こしたため欠場を余儀なくされた[1][3]。ロータスは、エンジニア兼ドライバーのジョン・マイルズに四輪駆動車の63を用意した[1][4]。
BRMの欠場により、フォード・コスワース・DFVエンジンを搭載しないマシンはフェラーリ1台のみとなり、さらにブラバムの欠場もあって参加台数はわずか13台にとどまった[1]。
エントリーリスト
- 追記
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予選
マトラのジャッキー・スチュワートが2番手のデニス・ハルム(マクラーレン)に2秒近い差を付けてポールポジションを獲得した。スチュワートとハルムがフロントローを獲得し、ヨッヘン・リント(ロータス)とジャッキー・イクス(ブラバム)が2列目、母国グランプリのジャン=ピエール・ベルトワーズ(マトラ)と唯一の非DFV搭載車を駆るクリス・エイモン(フェラーリ)が3列目を占めた。前年度王者のグラハム・ヒルは8番手に終わり、7番手のブルース・マクラーレンとともに4列目に甘んじた[1]。
予選結果
決勝
要約
視点
ジャッキー・スチュワートが終始トップを走り、今季4勝目を挙げた[1]。また、ファステストラップも記録し、自身初のグランドスラム[注 1]も達成した[9]。デニス・ハルムはスチュワートを追ったが、13周目にフロントロールバーが壊れてピットインしなければならなかった。これでジャッキー・イクスが2位に浮上したが、レースの大部分でジャン=ピエール・ベルトワーズからのプレッシャーにさらされた。イクスが最終ラップでミスを犯し、2台目のマトラを駆るベルトワーズが2位に浮上し、地元フランスの観客の前でマトラが初の1-2フィニッシュを達成した[1]。
スペインGPの事故から復帰後も体調が不完全であった[10]ヨッヘン・リントは4位を走行していたが、曲がりくねったコースにより体調不良を引き起こし、同様の問題を抱えていたブルース・マクラーレンに抜かれた直後にリタイアした。マクラーレンは最後まで走りきり、彼のマシン(マクラーレン・M7B)を走らせるプライベーターのビック・エルフォードをわずかに上回り4位でフィニッシュした。精彩を欠いたグラハム・ヒルは6位入賞が精一杯だった[1]。唯一の非DFV搭載車となったフェラーリのクリス・エイモンは、エンジンのピストンが壊れてリタイアした[11]。
レース結果
- ジャッキー・スチュワート - 3:02.7(27周目)
- ジャッキー・スチュワート - 38周 (全周回)
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第5戦終了時点のランキング
- 注: トップ5のみ表示。前半6戦のうちベスト5戦及び後半5戦のうちベスト4戦がカウントされる。
脚注
参照文献
外部リンク
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