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携帯端末向けのOS ウィキペディアから
KaiOSは「スマートフォンの能力とフィーチャーフォンの手ごろさを両立することを目的とする」Linuxベースのオペレーティングシステムである[2]。2016年にMozillaによって開発が中止されたFirefox OSのオープンソースコミュニティによる後継であるB2G OS (Boot to Gecko) からフォークされた[3]。
KaiOSの主な特徴は4G LTE E、GPS、Wi-Fiへの対応と、HTML5ベースのアプリ、タッチパネルを搭載しないデバイスへのより長いバッテリー寿命と最適化されたユーザインタフェース、少ないメモリと電力使用量である[4][5]。ユーザはKaiStoreと呼ばれる専用のアプリケーションストアでアプリをダウンロードすることができる[6]。HTML5アプリとしてプリロードされているサービスには、Twitter、Facebook、YouTubeなどがある[7]。KaiOSはハードウェアの要求性能がかなり低く、たった256MBのメモリしか搭載していないデバイスでも動作することができる[8]。2018年5月に発表された市場シェアの分析では、インドにおけるKaiOSのシェアはAppleのiOSよりも大きく、2位に位置している。首位のAndroidは71%のシェアを有しており、KaiOSのシェアは9%である。KaiOSの成長は戦略的な価格に設定されたJioPhoneによる部分が大きい[9]。
KaiOSは2017年に初登場し、現在は香港を拠点とするKaiOS Technologies Inc.によって開発されている[10][11]。2018年6月にはGoogleが2200万ドルを出資した[12]。2020年にフィーチャーフォン向けのウィキペディアアプリをインドで発表、世界の言語に対応した[13]。
KaiOSを搭載したデバイスには以下がある:
2018年2月、KaiOS TechnologiesはAirfind、Facebook、Google、Twitter、Bullitt、Doro、HMD Global、Micromax、NXP、展訊通信、クアルコム、Jio、スプリント、AT&T、T-モバイルとの提携を発表した[25][7]。
2024年のMWCにおいて、Orbic North Americaの日本法人であるJapan OrbicはKaiOSが搭載された携帯電話を日本市場に導入することを発表した。[26]
2024年3月11日、KDDIはKaiOS Technologiesへ出資を行ったことを公表した[27]。
2024年7月26日、KaiOS 3.1を搭載した日本初のフィーチャーフォン「Orbic JOURNEY Pro 4G」がOrbicより発売。
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