Loading AI tools
ウィキペディアから
Polygon(ポリゴン)とはイーサリアムブロックチェーンと互換性を持ったブロックチェーンネットワークを構築や接続をするためのプロトコルおよびフレームワーク[1]、またはイーサリアムのレイヤー2ソリューションである。イーサリアムのサイドチェーン技術Plasma、およびプルーフオブステーク(PoS)が採用されている[2][3]。ネイティブ通貨は「MATIC」が利用され、取引手数料を支払ったり、プルーフオブステークの合意形成の参加に利用される[4]。当初は「MATIC Network」と呼ばれていた[5]。
Polygon | |
---|---|
名称 | |
記号 | MATIC |
開発 | |
オリジナル開発者 | Jaynti Kanani, Sandeep Nailwal, Anurag Arjun |
白書 | polygon |
初版 | 2017年10月 |
開発状況 | Active |
ウェブサイト | https://polygon.technology |
元帳 | |
循環制限 | 10,000,000,000 |
2017年にEthereumをスケールするためのインフラを提供する意図で作られ、インドのソフトウェアエンジニアであるJaynti Kanani、Sandeep Nailwal、Anurag ArjunによってMatic Networkとして設立され、2019年にローンチされた[6][7][8][9]。2021年2月にはMatic NetworkをPolygonにリブランディングした[8]。
2021年5月にはPolygonはGoogle cloudに対応した[10]。6月にはアメリカの暗号資産投資企業BitwiseはMATICを主要銘柄指数(Bitwise 10 Large Cap Crypto Index)に新たに組み入れた[11]。7月にはeスポーツを開催するためのプラットフォーム「Community Gaming」とパートナーシップの締結と[12]、ブロックチェーンゲームとNFTに特化した部門「Polygon Studios」を立ち上げを発表した[13][14]。8月にはゼロ知識証明のHermez Networkの買収と[15]、DeFiのための自律分散型組織(DAO)の計画を発表した[16]。10月にはスパム取引の対策のために取引手数料の値上げを発表した[17]。11月には「Polygon Miden」とそのコアコンポーネントである「Miden Virtual Machine」の初期プロトタイプのリリースを発表した[18]。12月には元素騎士オンラインとPolygon Studiosとの技術連携およびパートナーシップ[19][20]、Uniswapでの採用[21]、ウェブブラウザーOperaへの採用[22][23]等を発表した。
2022年1月にはブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」との提携[24]、イーサリアムの処理能力を向上させる技術「Plonky2」と[25][26]、大型アップグレード「EIP-1559」の実装[27]を発表した。
MATICはPolygonのネイティブ通貨であり、ポリゴンエコシステムにおけるユーティリティトークンおよびガバナンストークンとして使用され、100億MATICが発行上限になっている[28][29]。
Polygonは複数のレイヤーから構成され、中でも実行レイヤーとネットワークレイヤーを核としている[29]。実行レイヤーはポリゴンのEVM(イーサリアム仮想マシン)としてスマートコントラクトの実行を担う[29]。ネットワークレイヤーはポリゴンで構築されたブロックチェーンで、個別にコンセンサスをとりブロックを生産する[29]。 またブリッジ機能があり、異なるブロックチェーン同士を相互に接続することを可能にし、レイヤー1とセカンドレイヤーの橋渡しとしての役割を担う[3]。
アプリケーションごとに独自のカスタムネットワークを開発するためのツールとしてPolygon SDKが用意され、プログラミング言語Goで記述されている。またカスタムビルドのEVM実装があり、イーサリアム関連の開発ツールを使える[3]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.