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TIJUANA BROOKS(ティファナブルックス)は、1998年に宮城県仙台市で結成された日本のスカバンドである。
TIJUANA BROOKS | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル | スカパンク・オイ!(0i!) |
活動期間 | 1998年- |
レーベル | Diw Phalanx Records |
公式サイト | http://neosendai.com |
メンバー | THE HIDEKI(ボーカル/トロンボーン) |
KINJØ(テナーサックス) | |
Keiichi(ギター) | |
Michael(ベース) | |
Aoki(トランペット) | |
Butsch/ブッチ(ドラムス) |
オイ!(Oi!)とSkaを融合させた音楽を基調とし、地元での新たな価値や音楽シーンを創造すべく、サブネームとしてNEO SENDAI(ネオセンダイ)を標榜する。
1998年結成。当時アメリカに留学中だったTHE HIDEKIがSKA全盛期のアメリカ音楽に触発され、高校の後輩であり、音楽仲間であるGenshinに国際電話を掛けたのが始まりである。高校時代に一緒にバンドをやっていたKeiichi、KINJØ、Aokiと、Genshinの友人であったBustchと後輩のイイカワケンを中心に結成される。
バンド名の由来であるTijuanaはメキシコとアメリカの国境にある街で、その雰囲気に魅せられたTHE HIDEKIが、メンバーひとりひとりを小川(Brook)にたとえ、いずれそれらが合流して大きな流れを形成することを期待して命名したものである。
初ライブは1998年8月15日、仙台Club MaCaNa。
2002年Diwphalanx Recordsよりファーストアルバム「Howling At the Moon」をリリース。全国主要都市でツアーを敢行する。
イイカワケンがLONG SHOT PARTYの活動に専念するため脱退。
Teraguchiが脱退。
2004年に同レーベルよりセカンドアルバム「Boncrats!!」をリリース。(Boncratsはマヌケを意味する「ぼんくら」と「〜の一員」を表す英語の接尾辞「crats」に由来する造語である。)
その後、メンバーが影響を受けたCOBRAやレピッシュ、COLTSなどのバンドとの共演を果たす。
2008年にオリジナルメンバーの一人であるGenshinが脱退する。求心力を失いかけたバンドは一時休止を余儀なくされた。この時期THE HIDEKIがボーカル/ベースを務め、別形態のバンド「The Commuters」(通称コミュ太)が結成される。
オリジナルメンバーのBustchが脱退。(その後復帰)
同じ仙台でSKAバンドをやっていたJunとYuを引き抜き、TIJUANA BROOKSとしての活動を再開する。
Bustchが復帰する(Yuが入れ替わりで脱退)。
2018年Diwphalanx Recordsより、14年ぶりとなるサードアルバム「Our Struggle〜オレタチの斗争〜」をリリースする。
時を同じくして、オリジナルメンバーとして活動を支えてきたKeiichiが2018年12月のライブをもって脱退する。(この時に会場にたまたま足を運んでいたのが、当時仙台に転勤で来たばかりのRyoであった。)
2019年Ryoが加入する。
2021年Junが脱退し、Michaelが加入する。
2022年Ryoが脱退する。
2023年オリジナルメンバーのKeiichiが元々KeiichiのファンであったベースのMichaelやオリジナルメンバー達の熱烈なラブコールを受けて2023年4月のライブで電撃的に復帰をする。
『Howling At the Moon』(2002年3月22日)Diwphalanx Records px-078
『Boncrats!!』(2004年6月23日)Diwphalanx Records px-118
『Our Struggle〜オレタチノ斗争』(2018年9月19日)Diwphalanx Records px-338
「全世界へ向けて」メッセージを発信すべく、英詞で書かれており(アメリカ在住経験があるTHE HIDEKIが担当)、同時に日本語訳にも注力している。
「 Howling At the Moon」や「 Outburst」のように人生の悲哀や愁苦などを謳う一方で、
「 Boncrats!!」「 Just A Crowd」のようにビールや音楽といったアイテムワードを用い、歓喜を謳う曲もある。
また、一人のアスリートが敗北から立ち上がるストーリーを描く「 Boxer」や生ける屍が跋扈(ばっこ)する終末の世界を描いた「 Last 2 Alive」など物語をテーマにしたものなどもある。
「英詞=ファッション、さにあらず」( THE HIDEKI)
“一人ひとりに意味をもたらすメッセージを、万人が理解できる言葉で、インパクトのある旋律に乗せて伝える”ことを信条としている。
日本語詞への挑戦
2021年9月5日、SENDAI BIRDLANDからリリースされたコンピレーションアルバム「LISTEN TO SDC」に収録された新曲「カザグルマ」は大正の時代をモチーフに人生を咲き乱れ散りゆく花や法螺に例え、その儚さを歌う初の日本語詞の曲となった。
カザグルマ
月の夜は徒らに
朧げな影作りだす
ひらりと垂る蜘蛛の糸
夜露ひとすじ伝う
風の流れ抗えば
うたかたの夢消え失す
水面に沈く空蝉
儚き夜のモメンタム
咲きすさぶ花 傍らに見れども
風吹かば 上の空
降り頻るほうら 散々土に見ゆるも
ただ見送ることばかり
切なき世 ことわりの中で
咲きすさぶ花 傍に見れども
風吹かば 上の空
舞浮かぶ咎 彼方に見ゆる夜
たまゆらの花の虚
土に還る法螺よ
消え惑う泡沫を
ただ見送ることばかり
切なき世 ことわりの中で
Words&Song by THE HIDEKI
Copyright By TIJUANA BROOKS
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